今年は、秋の気温が高かった分、冬の寒さが身に沁みますね。

みなさんもご存知の風邪、東洋医学では「ふうじゃ」と読みます。

この風邪は、秋に発生し、呼吸器の乾燥をまねくものとされています。

これから、雪の降らない地方では、乾燥と冷えが強くなります。

そこで、少しでも乾燥や冷えを防げるよう、みなさんにも知っておいてもらいたいことがあります。

まずは「乾燥」

夏にたくさん汗をかきましたね。夏には毛穴が開いた状態でしたが、秋になると閉じてきます。体の水分を保てるよう、長風呂やサウナ、ホットヨガなどでたくさんの汗をかくのは控えましょう。

次に「冷え」

特に、よく言われている3つの首はご存知の方も多いと思います。

手首、足首、首が出ない服装を心がけましょう。

寒いからと言って、厚着し過ぎたり、温め過ぎて汗をかくことは、上記で述べたように、乾燥にも繋がります。

そして、お灸でおすすめなのが「三陰交（さんいんこう」と「至陰（しいん）」です。

お灸の他に、三陰交は足首を隠すことで温められます。

至陰は背中の全てのツボに繋がっており、逆に、背中を日光に当てて温めることで、体全体もぽかぽかしてきます。

ぜひ、試してみてくださいね。

今年もとっても暑い夏ですね。

暦の上では秋分が過ぎ、朝晩は少し過ごしやすくなったような気がします。

でも、日中はあっという間に気温も上がり、暑くて外で活動するのも躊躇してしまいます。

そうすると、24時間エアコンが効いた部屋で過ごす方も多いと思います。

夏は暑い季節。

暑いの嫌だな〜と悲観的になるよりも、夏は空が綺麗とか、スイカやメロン美味しい果物があるとか、楽観的に物事を捉えることも、暑さにイライラしない工夫です。私は特に、夏空が大好きで、太陽も大好きです！笑　暑い中で食べるアイスも美味しいですよね。そんな風に考えながら、過ごしています。

さて、夏はどうしても冷たいものを食べる機会が増え、1年の中でも体が冷えやすい季節です。冷たいものを食べすぎると、胃腸が冷え消化不良や食欲不振となり、これが夏バテの原因にもなります。食事の一口目は、温かいもの、特に塩分を含むお味噌汁がおすすめです。

胃腸の養生には、やっぱり足三里のツボがおすすめです！

また、エアコンの冷気により、足が冷えたり浮腫む人には、陰陵泉というツボもおすすめですよ。

夏こそ、手首、足首、冷やしすぎないよう気をつけたいですね。

朝晩はまだ肌寒いですが、日中はぐんと気温も上がるようになりましたね。

カーディガンやパーカーで上手に体温調節をしましょう。

これから暑くなるにつれて大切になってくるのが「暑熱順化」です。体を暑さに慣れさせることによって、体温調節がうまく働き、熱中症の予防にもなります。

そのためにはまず、汗をかく習慣をつけましょう。

冬の間は夏ほど汗をかかないため、汗腺もお休みしている状態になります。私たちもそうですが「はい！働いて！」と急に言われるよりは一つ一つ手順を覚えたり、仕事の内容に慣れることでスムーズに働くことができますよね。それは体も同じです。

今から汗をかく習慣をつけることで、夏場にはしっかり汗をかき体温調節ができるようになります。

・40度の湯船に15分ほど浸かる。

・天気の良い日に外で汗ばむくらい活動する。

・辛いものを食べる。

など、自分に合った方法をぜひ試してみてください。

また、手足の爪の脇には「井穴（せいけつ）」と呼ばれるツボがあり、ここから全身に繋がっていくとされています。

手足も大事な体温調節の場所ですので、その爪の脇をつまんだり、揉んだり、お灸をしたりと血行を良くすることもおすすめです。

2月になり、本格的に寒くなってきましたね。

皆さん、体調は崩していませんか？

私の住む福島県いわき市は、雪が少なく、空気が乾燥する季節でもあります。

浜風という、海からの風も強く、会津出身の私でも寒く感じます。

寒さ対策に、まずはホッカイロを肩甲骨の間に貼ることをおすすめします。

肩甲骨の間には「風門（ふうもん）」と呼ばれる風の通り道があり、冷たい空気や冷たい風などの外邪である「風邪（ふうじゃ）」はここから体に入ると言われています。

発熱の際に背中がぞくぞく、寒気がするのもこの肩甲骨の間ですよね。

まずは、ここをしっかり温めましょう。

そして、首、足首、手首を隠すのも寒さ対策の基本中の基本です！

不思議と手袋をするだけで、寒さが和らぎます。

ぜひ、お試しください。

秋らしくなり、各地で紅葉も見頃になってきましたね。

こちら、福島県いわき市は寒暖差が緩やかなため

まだ、紅葉は少しずつという感じです。

さて、今年はいつもよりも暑さが長引き

何を着ていいのか迷う時期がありましたね。

体調は崩していませんか？

そんな時にも、ちょっとした不調にお灸がおすすめです。

私の患者さんで多かったのは、気圧の変化による頭痛です。

自律神経が、うまく外気温や気圧についていけなくなることで

頭痛やだるさなどの体の不調に繋がります。

そんな時は手首内側、手首から指3本上のところに

『内関』というツボがあります。

ここにお灸をすえることで、呼吸が深くなり

副交感神経が高まり、気持ちも落ち着きますよ。

よく、冷え対策にも3つの首を温めると良いとされます。

ぜひ、寒さを感じた際には手首も温めてみてくださいね。