月経時の痛みは、プロスタグランジンの分泌が関与します。

痛みを引き起こす一方「プロスタグランジン」は子宮の収縮を促進して、月経時の血を身体の外に押し出すという、大切な役割も担っています。

月経痛を強く感じる女性は、この「プロスタグランジン」の分泌が多いことがわかっています。

子宮が収縮する際には、酸素と栄養が必要で、それを運んでいるのは血液です。

血流が悪いと子宮筋は十分に収縮できず、プロスタグランジンが分泌され、血流を促進させます。

もし元から、血流が十分に行き届いているなら、プロスタグランジンを分泌する必要はありません。

普段から血流をよくしていくこと大切です。

血流が悪くなる原因は様々ありますが、多くは「冷え」が元となります。

体を温めることがまず大前提ですが、ツボを使って血流を促進する方法をご紹介します。

お灸をすえてみましょう。

「三陰交（さんいんこう）」

足の内くるぶしから指を四本分上に進んだ骨のキワです。少しだけですが、ヘコみが感じられたらそこが場所となります。

「血海（けっかい）」

膝のお皿の内側、上の角から指三本分ぐらい上がった場所です。