三月の春分の日を過ぎて春の陽の出番がきました

春の陽気は気の巡りを活発にしてくれます

冬の陰の時期に十分な休息をとり蓄えたエネルギーを

少しずつ外に出してゆく季節ですが

現代社会では陽と陰を無視した生活になってしまっているので

活動的になる時期なのに蓄えたエネルギーが不足していて

季節の移り変わりに体や心がついていかれないようです

これからの季節を乗り切るために睡眠の質を上げましょう

朝太陽の日差しを浴びて体内時計を合わせて

セロトニンホルモンを起こして１３時間くらい働いてもらうと

睡眠ホルモンメラトニンの出番になります

五臓六腑の春は肝

肝の血液は眠っている時に補充されると言われます

肝の働きは気の巡りや血の巡りをスムーズにして

心も体も活動するようにしてくれています

質の良い睡眠は活動的になるこれからの季節を

乗り切る大切なことなのです

この度の震災や空港火災に対し、心からお見舞い申し上げます

私たちの人生には思いもしない出来事が

降りかかってくるときがあります

みなさんが色々な思いを抱えています

抱えきれなくなった思いに

私たちの体はサインを出しています

それがストレスです

●ストレスとは

外部からの刺激などによって身体の内部に生じる反応

原因となる外部刺激ストレッサーとそれに対する心身の反応

●暑さ、寒さ、有害物質などの物理的な刺激

●職場・家庭環境における不安、緊張、恐怖、怒り、

　などの心理的社会的な刺激

東洋医学では気滞＝

体内を巡り体を整えてくれている「気」が停滞している状態

呼吸が浅くなっていませんか？

頭も体も空っぽにして

ゆっくり呼吸することに意識してみましょう

体と心の隅々に呼吸が広がるのを感じてください

無意識にしている呼吸は体と心をつないでいるんですよ

私たちはこの世に生まれ出てすぐに出来たことは

『息をすること』

生きるために

自分を生きるために「息」をしましょう

こころが繋がる世の中になりますように

季節がスッキリ切り替わらない今年

冷たい食事や汗による消耗、内臓の疲れが寝ている間に

修復されず朝の目覚めが悪い、身体のだるさが残っている

そう話される患者様が増えています

この季節お勧めはお腹を温めること

お腹のお灸は

温熱効果により皮下の筋肉や血管、リンパの流れを

高め内臓の働きをサポートします

お腹には腹大動脈があるのでお腹を温めることで

全身の巡りが良くなり

免疫力up,

自律神経調整

疼痛

腰痛

便秘、下痢

下腹部、下肢の症状の緩和につながります

お灸を受けることがとても効果的ですが

ホットタオルやホカロンを使ってゆっくり時間をかけて

お腹を温めましょう

くれぐれも気持ちよい感覚を忘れずに

みなさんが健やかに過ごせますように

湿気の時期は消化に影響を与えます

食欲がない方は要注意です

頭や身体が重い、四肢がだるい、関節が痛い、感覚が鈍くなる

目やにが多くなる、粘液便、おりものが多い、むくみなどの症状が出ます

湿は水の流れのように下へ向かうので下肢に症状が出ます

セルフケアのお灸で余分な水分を排出して

身体の代謝をあげましょう

韓国の漢方茶に『五味子茶』をご存知ですか

日本でも漢方の生薬として販売されていて

口の渇きを抑える、鼻や喉などの粘膜に潤いを与える効果や、風邪予防、咳止め、花粉症などに用いられる漢方です

ビタミンC、ビタミンEも多く含まれ身体の酸化予防や美肌効果、ストレス緩和、滋養強壮疲労回復効果もあるそうです。

不思議なのは

体調によって感じる味が変化するんです

五臓に関連していて感じる味で体調のチェックができます

●酸味・・肝臓が疲れている

●苦味・・神経が疲れている血流が悪い

●甘味・・食べ過ぎ、ストレスで胃腸が疲れている

●辛味・・気管支が弱っている

●塩味・・下半身が冷える、疲れが取れにくい

五臓に関連して味が変わるだけじゃなく、効能においても

五臓を養う働きがあると言われています

忙しい年末年始に取り入れてみてはいかがですか