春になると、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなど花粉症のつらさが出やすくなります。

実は、春だけでなく冬のうちから身体の巡りを整えておくことで、花粉症の症状を軽くするサポートができます。

そこでおすすめなのが、手の甲にある有名なツボ 「合谷（ごうこく）」 へのお灸です。
合谷は“万能のツボ”として知られ、頭痛や肩こりだけでなく、鼻づまりや目の不快感などにも働きかけてくれます。

当院のお灸教室に冬に参加された方で、
「まずは簡単な合谷だけなら続けられそう」と、おうちで1日1壮だけ続けてくださった方がいらっしゃいます。
すると翌年の春、
「頭痛が楽になったのはもちろん、いつもより花粉症の症状が軽くて驚きました」
と嬉しいご報告をいただきました。

続けやすいツボだからこそ、ゆるやかに体調が整い、春のお悩みの負担が軽くなる方も多い印象です。

花粉の季節を少しでも快適に過ごすために、
ぜひこの冬から“合谷のお灸習慣”を取り入れてみてくださいね。

当院ではお越しいただいた患者様にセルフ灸のアドバイスをさせていただきます。

特に、初めてお越しの方にはせんねん灸の使い方をお伝えし、アロマ灸やソフト灸など温度が低めの物をいくつかプレゼントしております。

先日お灸をプレゼントさせていただいた方から、

「お灸がこんなに簡単だと思わなかった！」

「とても気持ち良くて、楽しんでます！」と、嬉しいお言葉をいただきました。

セルフ灸をするほんの数分のでもご自身のお身体や心と向き合う時間として、リラックスしていただけたら、こんなに嬉しいことはございません。

お灸ファンを増やすお手伝いができて有り難いことです。

先週の子育て中のママを対象にしたお灸教室。

お灸初心者さんとのことで、まずは今のお身体の状態を確認していただきます。

片足立ちでのバランス確認で” ぐらんぐらん” に揺れる方がお一人。お話を伺うと胃腸の調子も良くないとのこと。

”大都太白”へのお灸後、もう一度片足立ちしていただくと

全くぐらつかずにすっと立たれています。

皆さんから歓声と驚きの表情！

いつも効果は感じていますがここまでとは私も驚きました。

基本のツボですよ！といつもお知らせはしていますが、すごい効果を再確認しました。

またまた、お灸ファンが増えた瞬間でした。

はりきゅう・マッサージHarmonyでは、お家でできるセルフ灸のアドバイスをさせていただいてます。

いつもペアでお越しくださる患者さま、お２人でセルフケアを楽しんでいただけているご様子を伺うのがとても嬉しく、毎回楽しく聞かせていただいています。

ある日、お顔に赤い湿疹が出てかゆくてお辛かったそうです。その時、その方の肩口の皮膚に変化を感じたパートナーの方はその肩口にせんねん灸をすえられ、お顔の赤みはすっとひいたとのこと。

詳しくお話を伺うとせんねん灸をすえられたのは「肩髃（けんぐう）」という湿疹などに効果のある毒消しにも使われるツボの付近でした。

また、息苦しく感じていらしたときに背中の「肺癒(はいゆ)」という呼吸器関連のツボの付近に皮膚の変化を感じてせんねん灸をすえられた事もあるそうです。

安全面での知識はもちろん必要ですが、ツボに関しては多くの知識が無くても皮膚の変化を感じることでその方にあった”ｍｙつぼ”を見つけていただくことができます。

また、ご自分のお身体の変化に気づくこともできるので是非”ｍｙつぼ”探しなさってみてください。

9月21日に東かがわ市認知症カフェでツボやお灸のお話をさせていただきます。

普段お声をかけていただけるのは子育て世代の皆さんに向けてのお話が多いので、シニアの方向けにお話させていただく機会は少ないのですがとても楽しみです。

色々と行動に制限がかかる中、介護なさっているご家族やもちろんご本人にもほっとしていただけるような時間にしたいと思います。

また、お灸ファンが増えてくれると嬉しいです。