昨年から続くコロナ渦の中で、カルチャースクールの閉鎖、ワークショップイベントの中止が相次ぎ、今までのお灸講座が出来なくなりました。

同じような経験をされているセルフケアサポーターや鍼灸師の先生方も少なからずいるのではないでしょうか？

一方、早々にオンラインやSNS等をうまく利用してお灸の良さをお伝えしている方もいるかと思います。これなら近隣だけでなく全国、海外の方々にもお灸の良さをお伝えする事が可能になり、新たな希望が見えてきます。一方で、従来の対面式の講座に参加された方々などからは、また落ち着いたら、講座の再開希望の声も多々あります。このような声も忘れず、色々な可能なやり方を考え模索し工夫しながら、これからもセルフケアお灸の素晴らしさをお伝えできたらと思います。

4月中旬に、一部上場企業内の食堂の奥にあるコミュニケーションルームで、お灸教室をさせて頂きました。

参加者は、ビジネスパーソンの男女で年代も２０代から５０代まで、約3０名。

少人数向けの教室とは違い、講演に近い雰囲気の中、ツボの話と実習を実施しました。

企業担当者の希望が火を使わないで、お灸やツボの話しをしてほしいとの要望で、ひと工夫が必要なケースでした。

今回の体験を通して、火を使わない、人数が多い、男女混合など、色々なケースに対応できるよう、バージョンアップしていかなくてはならないと、感じました。

また、参加者のほとんどが、お灸は、メデイアでみたり、聞いたりはしているが、お灸は興味はあるがやり方がわからない、治療院に行くのは、ハードルが高い等、お灸に興味がある方は多くいて、またまだお灸が広がる可能性はあります。

そして、今後の課題の一つとして、セルフケァサポーターが、お灸教室や講座を広げて行く上で、色々なケースに対応出来るよう、少しずつステップアップしていかなくてはならないと、思います。