毎年厳しい暑さとなっていますが、年々厳しさが増していますね。家の中でもしっかりエアコンをつけないと熱中症になりそうな暑さです。そこで、今回は熱中症対策のツボをお伝えしていきます。

①陽谷（ようこく）

陽谷は手首の外側にあるツボです。手首の骨の小指側のくぼみにあります。陽谷には体温を下げる効果があるといわれており、熱中症対策に使われます。細い血管の熱を冷ますため、体温を下げるといわれています。暑いときに起こる動悸も改善するツボです。

②通里（つうり）

通里は腕の手首寄りに位置します。手首の内側のシワ、小指側から肘の方へ親指1本分の場所にあるのが通里です。陽谷と同様に、体温を下げる作用があるといわれています。通里は太い血管の熱を放出し、陽谷と一緒に押すと体温を下げる効果が高くなると考えられています。

③合谷（ごうこく）

有名なツボですね。場所は手の甲で、親指と人差し指の骨が交わる辺りです。人差し指と親指の骨が交わる位置から、人差し指の方へ押しながらたどるとくぼみがあります。押すと痛いので、簡単に見つけることができます。万能といわれる合谷は、体温を下げる効果だけでなく、歯痛や肩こりの改善にも使われます。

もうまもなく五月ですね。ゴールデンウイークが待ち遠しい方も沢山いらっしゃると思いますが、ゴールデンウイーク後にあらわれる心身の不調があります。いわゆる「五月病」というもので、倦怠感やだるさなどが挙げられます。そこで、五月病対策のツボをお伝えしていきます。

①百会

頭の頂点にある「百のツボが交わる」という意味を持つツボです。全身のあらゆる症状に効果が期待でき、その中でもストレスの緩和や自律神経の乱れを整えることができます。心身を興奮させる交感神経を抑制、副交感神経を優位にし心と体をリラックスさせることができます。

②神門

神門は心経といわれる経絡上にあり、緊張や不安によって乱れた心を落ち着かせ、精神状態を安定させるツボです。心に関係するツボなので精神的な疲労やストレスが溜まっている方におすすめです。

③失眠

『不眠の特効ツボ』として知られています。五月病によって夜中よく眠れないという方は一度このツボを押してみましょう。せんねん灸で温めるのもとてもオススメです。

今年はインフルエンザが大流行りのようですね。今回は東洋医学的な風邪予防についてお伝えしたいと思います。

首の下の方に「風門」というツボがあります。東洋医学では、風邪（「ふうじゃ」と読みます）はこの「風門」、つまり風の門から入ると言われています。

そのため、ここを温めることによって、風邪を予防することができるというわけです。また、外出時などはマフラーやネックウォーマーなどをすることで、風邪（ふうじゃ）が入ることを防いでくれますので、首筋に風が直接当たらないようお気を付けください。

まだまだ風邪やインフルエンザの流行期は続きます。どうぞお気を付けください。

厳しい残暑が終わりを告げ、少しずつ気温が下がってきましたね。これから、乾燥する季節を迎えるにあたって、今回はツボではなく、オススメの食材を紹介していきたいと思います。

その食材とは…ズバリ、「梨」です！

梨には「体にこもった熱を冷ます」「肺や喉を潤す」などの効果が期待できます。乾燥によって声が枯れたり、風邪をひいて咳が出ているときなどは特にオススメで、そのまま食べるよりもすりおろすことによって、喉を潤すようにゆっくり摂るとさらに効果的です。

旬の果物でもある梨で健康をキープしていきましょう！

そろそろ梅雨の季節ですね。この時期は、めまいや頭痛、むくみ、重だるいといった症状や胃腸のトラブルも出やすい印象です。他にも、精神的に不安定になる方も少なくありません。

東洋医学には「湿邪」という概念があります。文字通り、湿気がカラダに悪さをする、ということです。湿気が多いと、部屋の中もペタペタ、ジメジメしてきますね。これと同じようなことが体の中で起きてしまいます。結果として、様々な不調につながっていきます。

そこで今回は、湿邪を取り除くのにとっておきのツボをご紹介します。腎経のツボ、

「復溜」

です。

内くるぶしからアキレス腱のキワに沿って、指3本分ほど上がったところにあります。カラダの余分な水分を排出してくれるツボです。

ぜひせんねん灸でセルフケアを行ってみてください。