昭和６年生まれ　女性
下肢浮腫により２ヶ月入院するも原因は不明。そのまま退院し、訪問看護師からの依頼で介入した例です。

腎兪、次髎、命門を中心に施灸＋下肢マッサージ

画像１：開始前
下腿中央部周径　右40cm 左39cm

画像２：開始から７週後
下腿中央部周径　右30.5cm 左31cm

顕著な改善を認めました。継続して施術中です。

「水毒（すいどく）」とは、東洋医学の考え方で、体内の水分の循環が悪くなることで起こる不調を指します。水分をたくさん摂ることは良いこととされがちですが、その水がうまく排出されずに滞ると、体に悪影響を及ぼすと考えられています。

水毒の主な症状には、むくみや体の冷え、だるさ、めまいなどがあり、日々の生活習慣が大きく影響します。

水毒の改善に役立つ「セルフお灸」

東洋医学では、水毒を解消するために「温めること」と「巡らせること」が重要だと考えられています。そこで、家庭で手軽にできるセルフお灸が役立ちます。

特におすすめのツボは以下の2つです。

　　三陰交（さんいんこう）

場所： 内くるぶしの一番高いところから指4本分上。骨のきわにあります。足三里（あしさんり）場所： 膝のお皿のすぐ下にあるくぼみから、指4本分下。すねの外側の筋肉の上です。

セルフお灸を行う際は、火傷に注意し、熱いと感じたらすぐに取り外してください。無理のない範囲で、毎日少しずつ続けてみましょう。

セルフケアで改善しない場合や、気になる症状が続く場合は、専門の医療機関に相談してくださいね。

【猛暑を乗り切る！夏こそお灸で体調管理】

今年も厳しい暑さがやってきそうですね。夏バテ予防にお灸がおすすめです。

お灸と聞くと「熱い」「怖い」というイメージがあるかもしれませんが、最近では手軽にできるものもたくさんあるんです。せんねん灸はドラッグストアやオンラインショップなどで手に入り、火をつけるだけで簡単に使えます。

夏にお灸が良いワケ

冷房による冷え対策に： 室内外の温度差で自律神経が乱れがち。お灸で体を温めることで、血行が促進され、冷えの改善に繋がります。

食欲不振や消化不良に： 夏は胃腸の働きが弱りがち。お灸で胃腸のツボを温めることで、消化機能を助ける効果が期待できます。

疲労回復に： 暑さでぐったりした体には、お灸の温熱効果がじんわりと染み渡ります。

お灸をする際の注意点

* 熱さを我慢しないこと。

* 同じ場所に長時間据えないこと。

* 顔や粘膜などには使用しないこと。

* 妊娠中の方や皮膚の弱い方、お灸をする場所がわからない時にはお近くの鍼灸師にご相談ください。あすラック鍼灸マッサージでも随時ご相談を受け付けています。

今年の夏は、お灸を上手に取り入れて、元気に乗り切りましょう！

お子様が受験生というママさんへ、風邪予防を中心としたお灸講習会をオンラインにて開催しました。

お灸が心地よい季節です。

気持ちを落ち着かせて、親子でお灸をしていただけたら嬉しいです。

11/3 鍼灸師さんを対象にしたオンラインお灸教室を開催しました。

今回は大阪で訪問鍼灸をなさっているお二人か参加してくださいました。

私が実際に在宅の現場で遭遇した、末期の肺がんに対してのおきゆ処置と効果を発表して情報共有をしました。

在宅療養している方にせんねん灸を使ったお灸は有効な手段です。特にパーキンソン病、末期がん、認知症などで廃用性萎縮を起こしている方や体力を消耗している方には絶大な効果を発揮します。

訪問に出ている鍼灸師さんや在宅介護をされてらっしゃるご家族様はお灸の導入をお勧めします。ぜひご検討ください。