みなさんこんにちは。

最近、ぎっくり腰のご相談をよく受けます。

きっかけは重いものを持ったとか、寒暖差、などあると思いますが、

原因はからだが陰性に傾き、バランスが崩れている状態の方が多いようにお見受けします。

陰性の食べ物（甘いものやアルコール、冷たいもの）を避け、

血液の循環を促すお灸をしてみましょう。

おすすめのツボは「腰腿点」です。

人差し指と中指、薬指と小指の骨の間、付け根のくぼみにあります。

お灸が出来ない方は強めに指圧してみましょう。

6/18.25の2日間、草香江ヨガさんで開催しました。

今回のワークショップでは、

・芒種から夏至の季節の養生

・梅雨の時期　湿邪から身を守る

・ツボのとり方のコツ

・おうちでお灸を安全・効果的に行うために気をつけること

・お灸のワーク

以上のことを中心にお話し、ワークをしていきました。

みなさん、お灸が初めての方がほとんどでしたが、

以前やってみたけど効果がよくわからなかった方も数名いらっしゃいました。

皮膚の凹凸や湿り気などの感覚がまだ慣れておらず、ツボを取ることを難しく感じてしまう参加者さんもおられました。

やっていくうちにどんどん感覚が磨かれていくので、

毎日お身体と対話するように観察していただきたいなと思います。

たくさんのご参加ほんとうにありがとうございました。

「お灸について、何かいい本はありますか？」

質問を受けた時におすすめする本があります。

○「お灸のすすめ」　池田書店

症状別のツボの紹介はもちろん、

ツボを探すときのコツ、

安全なお灸の方法が初めての方にもわかりやすく書いています。

帯の、ちょっとの不調を"なんだか調子"いいに。

というフレーズもいいですね。

鍼灸陽々の本棚「陽々BOOKS」にも置いています。

お気軽に手にとってみてくださいね。

腎精とは、中医学の言葉で、生命の源、水分代謝を行う腎に蓄えられているエネルギーのことをいいます。

わたしたちは、このエネルギーを使って、生命を維持させています。

冬は腎精をチャージする季節。

エネルギーの消耗を控えて、溜めておくような生活がおすすめです。

特に睡眠は大切です。

早く寝て、少し遅く起き、睡眠時間を多く取りましょう。

○眠りの質を高めてくれるツボ○

「失眠」しつみん　にお灸をしてみましょう。

場所は、足の裏、かかとの中央です。

熱さを感じにくい場所なので、熱さのレベルの高いお灸を選んでくださいね。

先日、患者様とご本人とご家族にぴったりのお灸を選ぶため、

いろいろな種類のお灸を試してみました。

まずは台座灸。

香木、緑茶、はな、くだものなど香りやシンプルなもぐさの香り、

さまざまな香りを楽しめます。

煙の苦手な方には、スモークレスタイプがおすすめです。

香り、温かさの違いを手足で感じていきました。

次は温灸器の琵琶湖Bで先ほどの台座灸との違いを感じてみます。

琵琶湖は、棒灸（もぐさを棒状にしたお灸）に木製のカバーをつけて、体表に当てていくので、お家でも安全に使うことができます。

棒灸の熱が木の温灸器にも伝わってからだの芯から温まります。

ご家族のことを思い浮かべながら、お灸を試す患者様。

いつまでも健康でいてほしいという気持ちが伝わり、

私も優しい気持ちになることができました。