お灸教室をのぞいてみる

「手あて」がはじまりです

カラダに異変がおこると、ヒトは思わず痛いところ、つらいところに手をあてるところから
「手あて」という言葉は生まれました。
カラダのバランスがくずれると、カラダの表面にあらわれる痛みやコリ。
そこに手をあてることでその症状をやわらげようとしたのが「手あて」のはじまりです。
やがてカラダの中(内臓)のトラブルと、カラダの表面にあらわれる痛みや異常には
つながりがあることがわかり、そのポイントをツボとしたのです。
カラダへの究極の「手あて」、それがお灸なのです。

「お灸は効くの」と質問をよくいただきますが、
お灸には「効く」という言葉はふさわしくありません。
というのも、お灸は私たちのカラダが持っている
自然治癒力をサポートし、高めることがその主な働きです。
症状がやわらぐ、改善できるというのは
あくまでもカラダの持つ自然治癒力の働きによるのです。
だからお灸は「効く」のではなく自然治癒力を高め、
その結果として症状がやわらぎ、改善されるのです。

現代医学の治療が「病気を治す」ことが中心であるとすると、
お灸をはじめとする東洋医学は「カラダづくり」が中心です。
私たちは「病気を治す」ということだけに目が向きがちですが
「カラダづくり」と並行することの大切さが今、注目を集めています。そうすることで
お互いが補完しあい、よりすこやかな日々の暮らしにつながっていくのです。

東洋医学の歴史は「いかにすこやかに生きるか」の追求でもありました。
その集大成のひとつがお灸なのです。
お灸によるセルフケアを通して、日々カラダに手をあてることから生まれる、カラダとの対話こそが
明日のすこやかライフへの道なのです。