せんねん灸お灸ルームから こんにちは
Vol.12021.12.28更新

患者さまへのセルフケア指導のために vol.1

1. せんねん灸お灸ルームから“こんにちは”

「せんねん灸お灸ルーム」では、日本的な「養生」法として「毎日の生活に、お灸の習慣を取入れてみませんか」とお声がけをしています。

お灸専門治療室、お灸教室では、患者さまへ「せんねん灸の使い方」「ツボの探し方」「お灸のコツ」などをお伝えしています。

自分で自分の体調を整えることができるお灸には、2つの特長があります。

■セルフコンディショニング
お灸で「こころ」と「からだ」を整え、健康な状態を維持、増進する。病気を予防する。

■セルフケア
お灸で自ら病気を治し健康を回復する。

第1回目は、「せんねん灸お灸ルーム」でのお灸専門治療の流れをご紹介させていただき、「せんねん灸」を活用した「患者さまへのセルフケア指導」についてご案内いたします。

2. 患者さまへのセルフケア指導サイクル

新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、私たちの生活が変わり、社会状況によっては医療サービスの利用が制限される経験をしました。健康に対する意識にも変化があらわれ、行動を変えるきっかけになっています。

このような状況を反映して、多くの方が「養生」に関心を持つようになり、養生を「キーワード」にした書籍も多く出版されています。

今後、鍼灸臨床においても、「養生」としてのセルフコンディショニング、セルフケアの適切な指導、ご案内が必須となってくるのではないでしょうか。


1 患者さまへセルフケア指導
2 患者さまへ治療・施術
3 患者さまがセルフケア実践
4 患者さまをフォローアップ

臨床は、患者さまへのもっとも適切なセルフケア指導の機会を提供します。患者さまに主体性を持ってセルフケアに取り組み、実践していただくことで、症状緩和への達成感、満足度を高めます。

3. セルフケアのために お灸とツボについてご案内する

患者さまにご記入いただいた「問診票」にそって、「こころ」と「からだ」の具合をお聴きします。

現病歴、既往歴、「こころ」と「からだ」のバランスをくずす原因となる日常生活、生まれてから今に至るまで記憶に残る出来事、スポーツ歴、ケガの有無と部位についてなど、患者さまの状態を教えていただき、治療のヒント、症状緩和へ結びつくことを詳しくお伺いいたします。

患者さまの目の前には、色とりどりの「せんねん灸」が置かれています。

初めての患者さまはもちろん、すでに「せんねん灸」によるセルフケアを実践していらっしゃる患者さまも、お灸に対する興味、気分が高まります。

体質、体調など患者さまご自身の状態はもちろん、お灸をされる場所、室内環境、状況など、さまざまな条件にあわせてお灸をしていただけるよう、さまざまなタイプの「せんねん灸」をご用意しています。

お灸でセルフケアをしていただきたい。セルフケアが大切であることをご理解いただきたい。だからこそ、治療の合間や終わりではなく、治療の導入部からセルフケアのご案内をします。

受身の治療ではなく、セルフケアと治療がリンクすることで、治療であっても「自分ごと」の意識を高めていただきます。

ツボの特徴をご説明して、患者さまご自身でツボを探していただきます。

ツボの探し方 患者さまへお声がけ・・・

1「お灸をすえるツボは、お肌をなでて探します。お肌をなでて凹んでいるところがお灸のツボです。」

2「からだの中で何らかの不具合、トラブルが起きると、お肌に血行不良のポイントがあらわれます。血行不良のポイントはお肌の張りがなくなって“たるみ”ます。」

3「お肌をなでた時、“たるんでいるところ”は凹みとして感じます。肌あれを起こしていてカサついていたりざらついていたりするところもツボです。お肌をなでて手を滑らすと凹みや肌あれのポイントはすべりがわるく、指が引っ掛かるような感じがします。」

4「目を閉じて、手や指の感覚だけをたよりにツボを探してみましょう」

4. セルフケアのために お灸の効果を実感していただく

セルフケア指導を一方的にお伝えするだけではなく、患者さまご自身が探したツボへお灸をすえていただきます。

多くの患者さまから「指導を受けただけでは、お灸を始めることができない」とのご意見いただいたことがきっかけです。

私たち施術者も、患者さまと一緒にお灸をすえます。

初めてお灸にトライされる患者さまは緊張していらっしゃる方が多く、「せんねん灸」を手に取り、台座からシールを剥がすところから始めます。

ツボへ貼り付け、温かいから熱いと感じて取り外すところまで、患者さまと同じ動作をしながら、ゆっくり、しっかりとお灸のすえ方をご案内します。

「お灸をしてもすぐには変わらない」と思い込んでいる患者さまが多くいらっしゃいます。ご自身で探されたツボへ施灸するだけで「からだ」が変化することを実感していただきます。

1箇所のツボ、1つのお灸で、「からだ」の変化を実感していただきます。この時点で、お灸への信頼度がぐっと増します。

「せんねん灸のすえ方」「ツボの探し方」「温熱の感じ方」「取り外すタイミング」のご理解と、お灸による「からだ」の変化を実感していただいたところで、さらに問診、身体診察、全体的な施灸へと治療を進めていきます。

つづきは次回ご案内いたします!

Back Number

  • Vol.2

    患者さまへのセルフケア指導のために vol.2

  • Vol.1

    患者さまへのセルフケア指導のために vol.1

NEW TOPICS

Vol.2

患者さまへのセルフケア指導のために vol.2

カテゴリーCATEGORY

人気のタグTAG

ページの最初に戻る