新年度が始まりました。

進学や就職などで、環境が大きく変わった方も多いのではないでしょうか。それに加え、今年は日々の気温差が大きく、身体に堪える春となりました。

「起立性調節障害」

最近は、よく耳にする疾患名です。思春期のお子さんに多く、周りになかなか理解されにくいのに、本人はとても辛いという厄介なものです。身体を触らせていただくと、首や肩はガチガチに凝っていて、足は冷え、胃腸の反応が出ていることが多いです。鍼灸で身体のバランスを整え、自律神経の乱れの改善に繋げていきます。特に、お灸はリラックスできるようで、喜ばれます。

春は、特に自律神経の乱れやすい季節です。

セルフケア灸で、気持ちよく過ごしましょう！

暖冬だった年末に比べ、年が明けて少しずつ寒さが増してきたせいか、娘に何年かぶりにしもやけができてしまいました。右手の人差し指と小指、右足の薬指の3箇所が赤くぷっくりと腫れ、痛みもある様子。

本来であれば、身体全体をみて血流改善するよう治療が必要なのですが、とりあえず応急処置として、手足にお灸をしました。手は左右の陽池と患部、足は左右の湧泉と患部にせんねん灸のスモークレスのソフトを一つずつすえました。翌日、見てみると、赤みと腫れは1/3になり、痛みも軽減していました。

しもやけを作らないように普段からのケアも大切ですが、できてしまったしもやけにもお灸がよく効いてくれました。

やっぱりお灸は素晴らしい！！

毎年暑さが落ち着いた9〜10月頃、ぎっくり腰や寝違え、帯状疱疹などを患う方が多いように感じます。昨今の猛暑での体力の消耗やエアコンによる冷え、冷たい物の飲食による内蔵疲労など夏の疲れが出るのだと思います。最近は、春や秋などの気持ちの良い季節が短くなってしまいましたが、今は夏の疲れを癒やし、冬に備えて体を整えるのに良い時期ですね。今年は早くもインフルエンザが流行しています。

胃腸の調子を整える足三里、気の巡りを良くして睡眠の質を改善する太衝などのツボや、凝りを感じる場所にお灸をしたりして、自分の体を労ってあげましょう！

関東は、まだ梅雨明け宣言もない中、本格的な夏が始まっています。今年は、とにかく暑い！来院される患者さんにも体調不良の方が多くなってきています。

暑い夏を乗り切るには、やはり胃腸の調子を整えることが大切です。夏場は、どうしても冷たいものの飲食が増え、胃腸を冷やしてしまいがちです。胃腸が冷えるとその働きが悪くなり、元気の根本である「気」を作るための栄養が上手に吸収できなくなります。

こんな時は、足三里のお灸がおすすめです。胃腸の調子を整えるだけでなく、免疫力アップにもつながります。

お灸を上手に使って、猛暑を乗り切りましょう！!